コマツ石川株式会社

社員インタビュー

汗と砂にまみれた日々 建設機械のメーカーはコマツ以外にもたくさんあり、他社の営業マンが能登にも入り込んでいます。僕が追いかけていたのは、他社の建機しか持っていない建設会社さん。やっと見積書を受け取ってもらえましたが、決めてもらえる可能性は高くありません。それでも熱意だけは伝えたいと社長が帰って来られるのを車の中で待っていました。
思い起こせば小学生の頃、穴水の相撲クラブで3年先輩だった遠藤関の胸を借り、中学生になると親元を離れ、下宿生活をしながら1年後輩の輝、炎鵬関ともぶつかり稽古をしました。そして高校、大学も相撲一色。高校相撲金沢大会や大学の全日本にも出場しましたが、団体戦はいずれも2位で終わり、一度も優勝できませんでした。「自分は相撲でプロにはなれない。営業の世界で上を目指そう」と心に決め、まわしをネクタイに締め変えました。

小向  健太

絶対に譲れない勝負 僕は地元、穴水出身ですが、小学6年生までしかいなかったので、輪島、門前、宇出津方面をまわると、今まで知らなかった美しい風景と出会い、仕事の緊張感が癒されます。
能登は土木の他、林業や畜産関係のお客様が多く、高齢化も進んでいます。故郷の未来を考えた時、コマツが先行しているスマート・コンストラクション(ICTなどを活用した自動制御の建機による現場施工)を普及させる事が自分の使命でもあり、その思いに賛同して導入を決めていただいたお客様もあります。
「この土地で、僕は絶対に負けたくない!」。社長が外出先から戻って来られたのを見計らい、僕はその会社に向かいました。幸いにも社長は話を聞いてくれ、そして口から出た言葉が、「よしわかった。君に任せる」。僕はハンコを押してもらった契約書を大切にカバンにしまいました。「がぶり寄りで小向山の勝ち!!」軍配はついに自分に挙がったのでした!。 【さくらノート石川県版】

MESSAGE
「 世の中の出来事に興味を向ける 」

私は大学で国際情勢を学びました。パンデミックや国家間の紛争など不安な出来事が将来に影を落としますが、ただ恐れるだけでなく、世界に目を向け社会の動きを知るチャンスと捉え、興味を持つことが大事です。成人年齢も18歳に引き下げられましたが、社会人になるということは、世の中で起きていることを自分の事として考えるということです。