初めての大仕事
日本全国、そして世界中で活躍するコマツの建設機械。女子の私には、あまり興味はなかったんですが、この会社に入社して丸5年。工事現場を通りかかった時。「KOMATSU」の黄色いショベルカーやブルドーザを見つけると嬉しくなります。
先日、北陸新幹線で東京出張に行ってきました。今回は、新入社員の研修の時と違って、会社を代表して重要な任務を果たすための出張。頼りになる上司といっしょで心強かったですが、会場に入って全国のグループ会社の人たちと肩を並べた時は緊張しました。
金沢に戻れば、説明を受けた新しい管理システムについて、私が各営業所の担当者にレクチャーしなければなりません。私にとって初めての大仕事。気合いを入れて膨大な資料に目を通し、一言一句聞き漏らさないつもりで集中しました。
身近にある自分の理想
総務は、社員の勤務状況の管理から入金や支払いなどの経理業務、各部署との連絡、来客の応対など、いくつもの仕事があり、どれも人やお金に関わる重要なことばかり。最初は、お客様にお茶を出す時も手が震えたり、大事な連絡をすっかり忘れて迷惑をかけたり、失敗の連続でした。
たくさんの業務を受け持ちながら、急に頼まれた仕事もテキパキと対応する先輩は私が目指す姿。少しずつですが、「この仕事は任せた」と言ってもらえることも増えてきました。昨年の年賀状は、建機のイラストを描いたオリジナルデザイン。私が制作を担当し、なかなか好評でした。
高校生の頃、学校帰りに母が勤める郵便局によく立ち寄りました。家では"天然"の母が、制服を着てキリッと働く様子を見るのが好きでした。
その輝く母の姿にあこがれ、追いかけているのかもしれません。
【さくらノート石川県版】
私は短大でパソコンスキル、簿記、ビジネスマナーを学んだことが役に立っています。中でも、お客様と話したり、文章を書いたりするときの言葉づかいは、普段から意識して学んでおいたほうがいいと思います。
お友達とのおしゃべりやラインなどの話し言葉は、つい出てしまいます。社会に出てから直そうと思っても、なかなか変えられませんからね。